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大成建設株式会社top2021年12月03日

袖ケ浦市庁舎整備事業で、ZEB Ready認証を取得

既存庁舎の改修を含めた建物全体でZEBを実現

大成建設株式会社

2021年12月03日

大成建設株式会社(社長:相川善郎)は、現在工事中の「袖ケ浦市庁舎整備事業」※1において、この度、新築工事と既存庁舎の改修を含めた庁舎建物全体として「建築物省エネルギー性能表示制度(Building Energy-efficiency Labeling System、以下、BELSという。)」※2の最高ランクを獲得すると同時に、「ZEB(ZEB Ready)」認証を取得しました。

国の施策では、2014年の「エネルギー基本計画」において、「2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均でZEBの実現を目指す。」という目標が示され、さらに本年10月に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」においては「2030年度以降新築される建築物について、ZEHZEB基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」とされています。このような動向を踏まえ、当該工事は実施設計において施設のZEB化を目標に、以下に示す省エネルギーシステムなどの導入により、空調・照明負荷を低減することで一般の建物に比べ一次エネルギー消費量の54%削減を達成し、新築工事と既存庁舎の改修を含めた庁舎建物としてBELS5段階評価の最高ランクを獲得すると同時に、「ZEBZEB Ready)」認証を取得しました。

 

1.       建物の遮熱断熱性の向上

・既存棟は耐震改修工事にあわせて、屋根の高断熱化、Low-E複層ガラスに交換

・新築棟は屋根および壁の高断熱化、Low-E複層ガラスを採用

 

2.       人検知照明自動制御システム「T-Zone Saver

LED照明の採用と人の在席状況を検知して照明を自動で制御

 

3.       高効率の空調システム

・個別制御性と省エネルギー性に優れた高効率パッケージエアコンを採用

・ガスコージェネレーションによる発電の排熱を利用した高効率熱源機器を採用

 

 また、「第6次エネルギー基本計画」において、2050年に目指すべき建築物の姿として「ストック平均でZEHZEB基準の水準の省エネ性能が確保されていることを目指す」とされており、当市庁舎はストックとしてこの取組みに資することとなります。

 

 当社は、2014年から研究施設やオフィスビルなどでZEBを実現した建築物を建設し、その実績を重ねてきました。昨今、既存建築物のカーボンニュートラル化が重要度を増すなか、当庁舎の「リニューアルZEB」化を実施設計段階で提案しました。今後も、当社は、環境に配慮した社会の実現を目指し、様々な省エネルギー技術の開発を進めるとともに、発注者のニーズに合わせた省エネルギービルの提案について積極的に取り組んでまいります。

 


袖ケ浦市庁舎整備事業


BELSでの「ZEB Ready」を認証取得

 

1建物概要

 

2 BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)

国土交通省が主導する建築物の省エネルギー性能に特化した、第三者による認証制度です。国が定める計算方法に則りBEI(省エネルギー性能指標)値を算出し、その値によって5段階での数が決定します。最高ランクの☆5の中でも更に省エネルギー性能に優れた建物がZEBとして認証されます。ZEB4段階に判定され、ZEB Readyは一般の建物に比べ一次エネルギー消費量の50%以上の削減を達成しているものとなります。

 

 

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