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清水建設株式会社top2022年02月24日

工事現場にも電動キックボードが登場!

~大規模な現場内をラクラク移動~

清水建設株式会社

2022年02月24日

 清水建設(株)<社長 井上和幸>は、現場敷地内での移動に伴う負担軽減を目的に、敷地面積が広大になる土木工事現場を対象に電動キックボードを導入し、現場内の移動に活用します。第一弾として、当社が福岡市内で施工中のUR箱崎南雨水幹線築造工事作業所に試験導入し、利用者から好評を得ています。

 電動キックボードは、モーターとバッテリーを搭載したマイクロモビリティで、電動型の新たな乗り物として注目されています。都市部で普及すれば、交通渋滞の緩和にも繋がることから、福岡市などの自治体では、公道を使った電動キックボードのシェアリングサービスについて、その有効性を実証する実験を始めています。
 
 一方、広大な敷地を有する土木工事現場では、現場内の移動が作業効率化の課題の一つになっています。徒歩や自転車は環境負荷がかからない移動手段ですが、移動者の体力を消耗し、相応の移動時間もかかります。また、自動車は便利ですが、環境負荷とコスト面に課題があります。そこで当社は、快適・爽快に移動でき、エコでコスト負担が少ない電動キックボードに着目し、現場への試験導入を進めることにしました。
 
 UR箱崎南雨水幹線築造工事作業所は、移転した九州大学の広大な跡地(福岡市東区)が現場敷地になっており、事務所と現場は1km近く離れています。この距離を移動者の言葉に置き換えると、「歩くと10分はかかる」「自転車なら3分だけど何度も往復すると疲れる」「車なら1分。でも車までは」となります。同作業所では、常駐している7人の当社従業員のうち5人が頻繁に両地点を往復することから、5台の電動キックボードを導入し、敷地内での移動に活用しています。
 
 導入に際しては、電動キックボードが備えているGPSと通信機能を活用し、最高速度を自転車の平均的な速度より10km程度速い25kmに制御し移動を効率化するとともに、走行に適さないエリアではアクセルを無効化し、車体を停止する設定にしました。また、乗車回数、移動距離、乗車時間などの移動データの取得を進めています。
 
 当社は今後、土工事やシールドトンネル工事など、他工種の現場への試験導入も進め、現場敷地での移動に伴う負担を軽減するとともに、工種別に取得した移動データの可視化・分析を進めることで、作業所内での人の移動に伴う課題を抽出し、現場運営の効率化、働き方改革に結び付けていく考えです。
 
 
以上
 
≪参 考≫
 
UR箱崎南雨水幹線築造工事作業所

 
現場での電動キックボードの利用状況

 
導入した電動キックボード
(株)mobby rideの提供する電動キックボード「mobby(モビー)」。

同社ホームページ(https://mobbyride.jp/about)より 

※ニュースリリースに記載している情報は、発表日現在のものです。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がございますので、あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、お問い合わせください。
 

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