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川崎汽船株式会社top2021年08月22日

“世界初”船上 CO2 回収試験装置を当社運航の石炭運搬船“CORONA UTILITY”に搭載 “CC-OCEAN”プロジェクトの実証実験開始について

川崎汽船株式会社

2021年08月22日

川崎汽船株式会社(以下、「当社」)は「海洋資源開発関連技術高度化研究開発事業」の対象プロジェクト(注1)として、三菱造船株式会社(以下、「三菱造船」)と一般財団法人日本海事協会(以下、「日本海事協会」)と共同で「洋上における CO2 回収装置検証のための小型デモプラント試験搭載と装置コンパクト化の研究開発」を実施しており、この度、三菱重工業横浜製作所において、当社運航の東北電力株式会社向け石炭運搬船 “CORONA UTILITY”(以下、「本船」)への CO2 回収小型デモプラントの搭載工事が完了しました。
なお、今回の当該デモプラントの搭載にあたっては、日本海事協会による安全性の観点からの評価・検証を実施しております。


*ロゴのデザインは”Carbon Capture on the Ocean” の頭文字をかたどったもので、中に CO2 を包み込んで(回収して)いる様子を表しています。 


本船は三菱重工業横浜製作所を出港後、一航海は三菱造船の専門技師が本船に便乗し、CO2 回収 小型デモプラントのコミッショニング、洋上における運転性能評価、並びに分離・回収した CO2 の 分析を行います。その後 2021 年度末までは本船乗組員による同デモプラントの運転、安全性、及 び操作性の評価を行い、洋上におけるコンパクトな CO2 回収システムとしての実用化へ向けて、 三菱造船と共に実証実験を行って参ります。 当社は「“K”LINE 環境ビジョン 2050」(注2)に基づいて、今後も“CC-OCEAN”プロジェクトを はじめとした様々な環境保全技術を研究・開発・導入し、GHG 削減目標の達成とカーボンニュートラル社会の実現に向けた活動に貢献して参ります。



(注1) 2020 年 8 月 31 日リリース:“CC-Ocean”(Carbon Capture on the Ocean)プロジェクト 
https://www.kline.co.jp/ja/news/csr/csr-6181234315146271345/main/0/link/200831JA%20.pdf


(注 2) 「”K” LINE 環境ビジョン 2050 ~青い海を明日へつなぐ~」 当社が2015 年に策定した環境に関わる長期指針。2020年6月の改訂により、国際海事機関が定め る2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」という目標を設定 しています。
https://www.kline.co.jp/ja/csr/environment/management.html#002


1.搭載前のCO2 回収装置


2.構内を移動中


3.本船に搭載①


4.本船に搭載②

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