PRESS CUBE・プレスキューブ

ホーム > その他

その他

( 官庁・地方自治体・行政団体/財団法人・社団法人・宗教法人/ボランティア/国際情報・国際サービス/地域コミュニティー/その他 )

旭化成株式会社top2021年05月14日

千代田区への3密見える化ソリューションの提供について

千代田区が当社のCO₂センサーを飲食店等へ配布

旭化成株式会社

2021年05月14日

旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小堀 秀毅、以下「当社」)は、東京都千代田区(以下「千代田区」)における新型コロナウイルス感染症拡大への対策として、3密(密閉、密集、密接)の状況を見える化するソリューションを千代田区に対し提供します。本日以降、千代田区が同区の取り組みの中で、当社が開発したCO2センサーを「千代田区新しい日常店※」に配布します。

※千代田区の取り組みにより、新型コロナウイルス感染症への予防対策を実施していることを認証された飲食店等。

1. 背景

CO2センサーで密閉・密集の状況をモニタリングすることにより、適切な換気を管理できることは広く知られています。厚生労働省のウェブサイトでも「室内の二酸化炭素濃度が1000ppmを超えていないか」という基準が必要換気量を確認する方法として有効とされています。

※厚生労働省HP冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法
(https://www.mhlw.go.jp/content/000698868.pdf)


当社は2020年より、新型コロナウイルス感染症対策として、自社のCO2センサーを活用した「3密見える化ソリューション」の実証実験を飲食店や官公庁と共同で行ってまいりました。
このたび千代田区の「疫学的なエビデンスに基づいた感染予防対策を講じていく」という方針に、当社が提供する「3密見える化ソリューション」のCO2濃度を指標とした換気管理のための技術が貢献できることから、千代田区に当社のCO2センサーが採用されました。

2. 当社のCO₂センサーについて

当社のCO2センサーは、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスと組み合わせて使用し、周囲のCO2濃度をスマートデバイスに表示します。バッテリー駆動で約1年間作動し、スマートデバイス(iOS/Android)に専用のアプリケーション「換気View」をインストールすれば簡単に無線接続でき、どなたでもCO2濃度を参照できます。本体には配線がないため、工事不要でどこにでも設置ができ、状況に応じて再配置することも非常に容易です。
アプリケーションは標準版(無償)とPRO版(有償)の2つがあります。標準版は室内のCO2濃度をリアルタイムに表示し、ユーザーが換気の必要性を判断できます。PRO版はiPadでのみ作動し、CO2濃度と湿度を参照でき、CO2濃度が設定値を超えた時に画面表示やアラーム音で換気を促すほか、設定したメールアドレスにアラートメールを配信する機能もあります。





3. 千代田区におけるCO₂センサーの配布について

千代田区では、適切な感染予防対策を実施している区内飲食店等への支援のため、独自の「千代田区新しい日常店」の認証制度を設けています。認証レベルはその取り組みに応じてClass IとClass IIに分かれます。本日以降、当社は千代田区の取り組みに合わせ、当社製のCO2センサーをClass IIの約200店舗に配送いたします。5月末にはClass Iの約100店舗にも配布予定です。当社は千代田区の趣旨に賛同し、CO2センサー配布先の飲食店等に対し有償版の「換気View Pro」を9月末まで無償で提供します。
なお、千代田区では今年度、計500台のCO2センサーを飲食店等に配布する計画です。
(参照)本年5月11日発表の千代田区プレスリリースはこちら



CO₂センサーと専用アプリケーションの設置例
(美味これくしょん 神田倶楽部(東京都千代田区))



当社は今後も、幅広いステークホルダーの皆さまと連携しながら、当社の製品や技術を応用した社会課題解決に対する革新的なソリューションの開発、提供に取り組んでまいります。



当社のCO₂センサーの特徴について

本センサーには旭化成エレクトロニクス株式会社の子会社であるSenseAir AB(本社:スウェーデン デルスボ市)のCO2センサーモジュールを使用しています。NDIR方式を用い、高い精度と低消費電力、長期安定性が特徴です。低消費電力の通信規格であるBluetooth Low Energy規格を使用し、バッテリーは満充電で約1年動作可能です。
※Non-Dispersive InfraRed(非分散型赤外線吸収法)



スマートデバイス向けアプリケーション「換気View」
ダウンロードはこちら
>App Store
>Google Play

>3密見える化ソリューションの詳細については、以下ウェブサイトをご参照ください。

プレスリリース画像一覧

↑