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川崎汽船株式会社top2021年10月01日

JFE スチール株式会社向け 21 万重量トン型ケープサイズバルカー“CAPE BROLGA”竣工

川崎汽船株式会社

2021年10月01日

 本日、ジャパン マリンユナイテッド株式会社津事業所において建造中であった、21 万重量トン型ケープサイズバルカー“CAPE BROLGA”(以下、「本船」)が竣工し、川崎汽船株式会社(以下、「当社」)に引き渡されました。

 本船はジャパン マリンユナイテッド株式会社が独自開発をした省エネ推進装置および風圧抵抗を低減させる隅切型居住区(注1)を採用することで、従来船に比べ大幅な燃費削減を実現するとともに、載貨重量も増加しています。現在竣工しているケープサイズバルカーの中でも世界トップレベルの技術を集結させた最新鋭船となっています。
 更に、本船の貨物艙の耐食性向上を図るため、JFE スチール株式会社が開発した石炭カーゴホールド耐食鋼(JFE-SIP®-CC)(注2)を採用いたしました。

 本船は JFE スチール株式会社と締結した長期連続航海契約に基づき、同社向けの鉄鉱石及び石炭輸送に従事いたします。

 当社は大型船から小型船まで特色ある各種船型を取り揃え、安定した輸送サービスをお客様に提供し、今後も多様化する鉄鋼原料輸送ニーズに柔軟かつ積極的に対応してまいります。

【本船概要】
主要寸法   :   全長 299.99M x 幅 50.00M x 深さ 25.00M x 喫水 18.40M
載貨重量   :   211,982 トン
総トン数   :   108,605
主機関    :   Hitz MAN-B&W 7S65ME-C-8.5-HPSCR
航海速力   :   14.3 ノット
船級     :   日本海事協会(NK)
船籍     :   日本
建造所    :   ジャパン マリンユナイテッド株式会社 津事業所

(注1)従来設備と比較して燃費削減が可能となる Super Stream Duct®, SURF-BULB®, ALVFin®をプロペラ付近に搭載、船首部には波から受ける抵抗を低減する形状である LEADGE-BOW®を採用いたしました。
省エネ装置|流力技術|ジャパン マリンユナイテッド株式会社 (jmuc.co.jp)

(注2)石炭カーゴホールド耐食鋼 JFE-SIP®-CC
石炭運搬時に石炭の硫黄分に起因する硫酸によるカーゴホールドへの腐食を抑制する鋼板です。
JFE スチール | 製品情報 | 厚鋼板 | 製品 | 造船用耐食鋼板 (jfe-steel.co.jp)

【CAPE BROLGA】

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