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大建工業株式会社top2022年05月25日

快適な音環境を提供し、豊かな暮らしの実現に貢献 当社「音響事業が40周年」

~住宅、公共・商業施設市場への製品開発と提案を積極展開~

大建工業株式会社

2022年05月25日

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、吸音天井や防音ドアなど、様々な建築音響製品の開発・製造・販売などを手掛ける「音響事業」を1982年より展開しており、今年度で40周年を迎えました。この度、40年の節目を迎えるにあたり、当社が市場に向けて新たに発信する多目的簡易防音室『サウンドマルチルーム』の提案をはじめ、これまでにない新製品『音配慮吊戸・片引』の発売や、当社WEBサイト内で公開する様々な音コンテンツの新設など、音響事業のさらなる拡大に向けた積極的なプロモーションを展開いたします。

昨今、ニューノーマルな生活様式の浸透とともに、おうち時間をより快適に過ごしたいとのニーズが増加傾向にあり、防音や遮音など、暮らしの“音”に関する当社への問合せ数は急増しています。これまで以上に“音”へのこだわりが多様化する中、当社では防音ドアや吸音壁材をはじめとした多彩な建築音響製品の開発・製造・販売はもちろん、“音”のコンサルティング業務にも携わっており、様々なお客様の“音”に対するご要望の実現やお悩みの解決に取り組んできました。

また、2025年を見据えた長期ビジョン「GP25(グロウプラン25)」では、これまで中心としてきた住宅市場だけではなく、「公共商業建築分野(以下、公商建)」を重点市場の1つとして掲げ、それぞれの施設に応じた製品開発を進めるとともに、幅広い提案活動を進めています。この度、40周年を迎えた音響事業においても、住宅および公商建市場に向けた、様々な取り組みを企画しています。

 

【音響40周年 全体施策】

◆プロモーション企画(当社WEBサイト内)

・『40の音物語』

・『バーチャルサウンドショールーム』

◆提案

・『サウンドマルチルーム』提案(住宅向け)

・『スーパープレミアム防音』提案(住宅向け)

・『施設別提案書』(公商建向け)

◆製品

・音響調整部材『サウンドトロン』

・公共・商業施設用室内ドア『音配慮吊戸・片引』



【施策詳細】

①『40の音物語』WEBサイト内新規コンテンツ【プロモーション】

住宅や公共商業施設での“音”の困り事や課題を顕在化し、理想の空間づくりに役立つ新規コンテンツ 『40の音物語』 を、当社WEBサイト内に530日より公開いたします。

暮らしにおける様々な“音”に関するお悩みを40のテーマに分類し、DAIKEN製品を使った様々な解決策をご提案。

プロユーザーからエンドユーザーまで、幅広いお客様にご活用いただけるコンテンツです。

 

URLhttps://www.daiken.jp/product/contents/40soundstory/ 2022530日公開)

 

 

②『サウンドマルチルーム』提案(住宅向け)【新提案】

昨今、ライフスタイルの多様化やコロナ禍での在宅時間の増加により、テレワークやリモート授業、動画編集やeスポーツなど、室内での過ごし方は多種多様な広がりを見せており、「静かな部屋がほしい」、「周りを気にせず集中したい」などの要望が増加しています。これら、ニューノーマルな生活様式が浸透する中、のプロフェッショナルとして当社が市場にご提案する新たな防音プランが『サウンドマルチルーム』です。

 

 

『サウンドマルチルーム』とは、当社独自の概念で、「多目的な用途に使える簡易防音室」のこと。多彩な音響建材の組み合わせることで、一般の居室よりもワンランク上の快適な音環境を実現した、家族の誰もが使用できる、お手軽・快適なプランです。まさにマルチに活用できる、音に配慮した便利なお部屋『サウンドマルチルーム』の普及に向けて、積極的なご提案を進めます。

 

 

③音響調整部材『サウンドトロン』(住宅向け)【新製品】

部屋の四隅や壁際に設置することで室内の反響音を低減できる、音響調整部材です。

防音室内の壁面に吸音材料の設置が不要となる為、壁面デザインの自由度が広がり、性能と空間デザインを両立する防音室としてのご提案が可能となります。

 

■工事が不要で設置が簡単

『サウンドトロン』はポール型の自立式で、設置の際に特別な工事は不要です。8畳までは4本、920畳までは6本を目安に、部屋の四隅や壁際に設置します。筒状のグラスウールを基材に使用することで、低音域から高音域までを幅広く吸音します。

 

『サウンドトロン』設置イメージ(~8畳)

 

製品名             音響調整部材『サウンドトロン』

構成                 表面:ポリエステルクロス、天板・底板:MDF(黒塗装仕上げ)

          基材:不織布巻きグラスウール、脚部:ABS樹脂

サイズ              直径:311mm、高さ:1,100mm

価格 (税抜)   42,100円/梱1本)

発売日             2022621

 

④公共・商業施設用室内ドア『音配慮吊戸・片引』インセットタイプ/アウトセットタイプ【新製品】

 音漏れへの配慮と開閉のしやすさを両立した、当社初となる吊戸機構での音配慮ドアです。扉の上下部に内蔵しているシャッターと各部の気密パッキンにより、室外に漏れる会話や音を、一般的な吊戸に比べて50%軽減します。

『音配慮吊戸・片引』の発売により、スピーチプライバシーへの配慮が必要なクリニックの診察室などへの最適な設計提案が可能となります。

 

■隙間の多い吊戸の隙間をふさぎ、音漏れを配慮


【販売目標】

上記の他にも、当社最高ランクの防音室『スーパープレミアム防音』の提案や、WEBサイトを活用した『バーチャルサウンドショールーム』の新規開設など、暮らしの中のの重要性を訴求する様々なプロモーションを展開し、音響事業全体で2025年度に100億円の売上を目指します。

 

<別紙>

【音響事業年表】

 

【音響事業の歩み】

1958年から岡山工場で製造していた木質繊維板『インシュレーションボード』は、木質繊維が絡み合い、微細な空隙を無数に有する構造により、音のエネルギーを減衰させる特長があります。この繊維板特有の性能に着目し、音を吸収する天井材を発売。1964年には、同じく吸音性能を持ち、無機質繊維で内装不燃化のニーズに対応したロックウール吸音板『ダイロートン』を発売しました。これら製品がきっかけとなり、音の困りごとに対する相談件数が増加。1982年、岡山工場内に「開発部 防音課」を新設し、音響事業への取り組みを本格的に開始することとなりました。

 

当時、活況な経済活動の中、交通手段の変化や交通量の増加による交通騒音が社会課題となり始め、同年当社は、『遮音シート』※1や『オトカベ』※2、『防音ドア』などの製品を発売しました。また、一方では吸音材や遮音材を組み合わせて、楽器演奏やオーディオに最適な音環境を提案する『ダイケン防音システム』を構築して提案を開始。

サービスにも注力し、施工時のアドバイス等を含めた設計提案を行う専門部隊として東京、大阪、岡山に「サウンドセンター」※3を新設し、物件ごとにカスタマイズした「防音仕様提案」を行うなど、ソフト面での技術支援も行うことで防音室の設置を後押ししてきました。現在も、サウンドセンター業務は継続しており、お客様のお困りごとに対して、ハード(製品)・ソフト(防音設計)の両面から、空間全体で提案できる体制が、当社の強みとなっています。

 

1986年、集合住宅の床材がカーペットからフローリングへと移行したことで、階下への音問題が注目され、当社は生活音として問題になりやすい軽量床衝撃音を低減する防音床材をいち早く開発。仕上げ材の『オトユカフロア』、下地材の『オトユカベースH※4を発売しました。また、重量床衝撃音を低減する『DADシステム』を発売し、集合住宅だけでなく、スポーツ施設の床衝撃音対策のニーズにも対応しました。

 

1991年、AV機器の高性能化により、オーディオルームのニーズが増加。音を楽しむコンセプトとして『サウンドデザイン』を打ち出し、音に合わせて振動する床 『ライブソニックEX』等の新製品を発売しました。

その後、住宅の高気密・高断熱化やLDK の大空間化などによる、「住宅内の音の響き」や「生活音」を改善したいというニーズに対応するため、2011年に様々な生活音に配慮した製品を開発し、「快音」提案を開始しました。

 

2016年、公商建市場への活動を本格的に開始し、オフィスや会議室におすすめの吸音パネル『オフトーン』を発売。現在も、オフィス環境での空間づくりに貢献する製品の開発・提案を強化しています。

 

当社は今後も、建築音響製品の開発・提案などを通して、幅広いお客様のご要望にお応えし、より多くの方が快適に過ごせる空間の普及に貢献してまいります。

 


【売上推移】

このように、それぞれの時代における社会課題やニーズの変化に応じて、提案活動を継続した結果、音響事業の売上高は右肩上がりに推移しており、2021年度の売上金額は、20年前の2011年度と比較して約2.1倍に拡大しています。

 

※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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