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三菱地所株式会社top2022年03月24日

「(仮称)千代田一番町計画」において 日本初、「WELL v2」のWELL Core予備認証取得

~Well-Beingなワークスタイルを支援~

三菱地所株式会社

2022年03月24日

三菱地所株式会社は、東京都千代田区において進めているオフィス開発計画「(仮称)千代田一番町計画」にて、人々の健康やウェルネスに着目した国際的なビル評価指標である「WELL Building Standard(WELL認証)※1」の最新基準である「WELL v2」のWELL Core予備認証をこのほど取得しました。

本事例は、「WELL v2」基準のなかで、テナントビル※2として取得可能なWELL Core認証の予備認証を取得した日本初の事例となります。竣工後は、WELL認証の最高ランクである「プラチナ認証」の取得を目指します。 

 

本計画では、「WELL v2」における評価基準のうち、「開発コンセプトに沿った都市づくりの推進」「輻射冷暖房システムの導入」「働く人の運動の促進」「自然光の十分な取り入れ・開閉可能な窓」などを中心に高く評価され、WELL Core予備認証を取得しました。

 

近年、企業がオフィス専有部において「WELL認証」を取得する事例が増えていますが、建物本体がWELL Core認証基準を満たす場合、一部評価項目の審査免除等を受けることが可能となり、テナント企業が「WELL認証」を取得しやすくなるといった利点があります。

当社は本件を先駆的事例として、今後もWell-Beingなワークスタイルを支援するとともに、環境配慮の観点によるオフィス価値の向上に積極的に取り組んでまいります。

 

※1:米国グリーンビルディング協会が運営する、建物環境が利用者の健康やウェルネスに及ぼす影響に着目した認証制度。主に室内環 境や、健康につながる施設・サービスが評価される。

※2:事務所や店舗を主な用途とする他者に貸す目的で建てられたビルのこと。

 

■本物件の特徴  

                                  

 ①Well-Being な働き方を促進

開放感のあるルーフトップテラスを設置するほか、館内の階段利用や周辺の千鳥ヶ淵公園などを活用した運動の促進を図り、仕事の合間にもリラックスして過ごすことができる環境の整備を目指します。 

環境に配慮した建物性能の実現

LED照明や人感センサーの導入・適正な照明照度の設定などを実装し、年間一次エネルギー消費量を同水準の建物と比べ40%以上削減することを目標としています。

また、「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」の最高ランク5スター獲得(ZEB Oriented相当)の環境性能実現を目指します。 

ポストコロナ時代に向けた取り組み

非接触式エレベーターの導入や専有部入口のオートドア化により、ビルのエントランスからオフィス専有部まで非接触での入退室を可能にします。

また、輻射冷暖房システムを導入することで、空気を気流によってかき混ぜることなく効率的な空調・換気を実現し、利用者の快適性と感染対策を両立します。

 

■「(仮称)千代田一番町計画」概要    
                               

所  在  地:千代田区一番町233

敷地面積:約1,220㎡(約370坪)

      工:2024年度(予定)

建  築  主:三菱地所株式会社

 

■(ご参考)「WELL v2」認証システムについて    

WELL Building Standard v2」は、人々の健康とウェルネスに焦点を合わせた建築や街区の環境性能評価システム(WELL Building Standard)に新たな評価項目などを追加し、2020915日にスタートした認証システムです。

10のコンセプト(空気、水、食物、光、運動、温熱快適性、音、材料、こころ、コミュニティー)から構成され、コンセプト毎に基準が定められた24の必須項目を満たしたうえで、加点項目の得点に応じてブロンズからプラチナまで4つのランクで格付けされます。

WELL v2には、テナントビル共用部を対象とするWELL Core認証があり、テナントビルの特性を考慮した要件が付加されています。

 

■(ご参考)三菱地所グループのSDGsへの貢献について 

三菱地所グループは、「長期経営計画 2030」において、「三菱地所グループの Sustainable Development Goals 2030」を掲げ、「Environment」「Diversity & Inclusion」「Innovation」「Resilience」の4つの重要テーマを特定し、あわせて各テーマに関連する KPIや個別のアクションプランを定めています。

これらのテーマに関する取り組みを着実に実践することで、長期経営計画2030に掲げる「社会価値の向上」、ならびに持続可能な社会の実現を目指したサステナブルなまちづくりを推進してまいります。   

   

 

本資料に掲載されているパース等は現時点でのイメージであり今後の協議・検討により変更となる可能性があります。 

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