デンソー、「人とくるまのテクノロジー展2022」に出展｜プレスリリース配信・掲載ポータルサイト PRESS CUBE/プレスキューブ

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デンソー、「人とくるまのテクノロジー展2022」に出展

株式会社デンソー

2022年05月18日

株式会社デンソー(本社：愛知県刈谷市、社長：有馬浩二)は、2022年5月25日(水)から27日(金)までパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2022」(主催：公益社団法人自動車技術会)に出展し、「環境」「安心」分野の各種技術と製品を紹介します。併せて6月29日(水)から7月1日(金)までポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される同展示会、および横浜と名古屋の会期に合わせて開催されるオンライン展示会*1にも出展します。

デンソーは、「環境」と「安心」分野における提供価値を最大化するとともに、事業ドメインを「モビリティ」「モノづくり」「ソサエティ」に広げ、新しい選択肢・価値の創造を目指しています。

今回の展示会では、「環境」と「安心」の切り口から、持続可能なモビリティ社会に貢献する技術と製品を紹介します。「環境」分野では、「2035年までにカーボンニュートラルを実現」をテーマに、電動化関連のモビリティ製品やCO₂排出量削減に貢献するソリューション技術を紹介します。「安心」分野では、「社会に安心を提供」をテーマに、交通事故死亡者ゼロの実現を目指す安全製品や、モビリティの枠を超えて社会全体の安心に貢献するトレーサビリティ技術を紹介します。

＜環境分野＞

電動化製品

・新型インバーター

インバーターは、車両の電動化に欠かせない基幹製品の一つです。本製品は、小型化により車両搭載性が大幅に向上しました。また、従来の一般的なハイブリッド車では、車両のフロントとリアに2種類のインバーターが搭載されていましたが、本製品では内部部品の小型化と一体化により、一つのインバーター搭載で必要な機能を実現しました。

新型インバーター

・ SiCパワー半導体

SiC材料を用いたパワー半導体を開発し、燃料電池車向けに量産化しました。SiCパワー半導体を搭載した昇圧用パワーモジュールは、従来のSiパワー半導体搭載製品と比較して、電力損失を約80%低減し、車両燃費の向上に貢献します。

SiCパワーカード

FCEV昇圧用パワーモジュール

・空飛ぶクルマ用電動推進ユニット

航空機の最重要要件である軽量化を高次元で実現しました。航空機分野で高出力密度技術を先取りし、地上モビリティへ還元していきます。モーターはアキシャルギャップ型ダブルローター方式*2を採用、インバーターは高キャリア周波数化により静電容量を低減し、出力密度向上に貢献します。

ハネウェルとの共同開発品（翼のプロペラ部に搭載）

・エネルギー利用技術

どこでも、クリーンに、快適に、必要なエネルギーが使える、エネルギー循環社会の実現に貢献します。クリーンで快適な生活や社会に必要な、エネルギーを「ためる・もどす」品揃えを提供します。

「CO₂循環実証プラント」

本プラントでは、低濃度CO2からメタンを合成し、再利用に取り組んでいます。

「大気CO₂回収システム」

小型・高回収効率のCO2回収システムで「必要な場所で、どこでもCO2回収」を実現します。

「エネルギー利用」イメージ図

＜安心分野＞

・「Global Safety Package 3」

Global Safety Packageは車両や路上物の位置や速度を検知する「ミリ波レーダー」と、カメラで自車の前方環境を検知する「画像センサー」を組み合わせることで、車両の安全性能の向上に貢献するとともに、ドライバーの運転を支援するシステムです。今回の展示会では3世代目となるGlobal Safety Package 3を紹介します。